ミシンは200年前にはあった?ミシンの歴史を徹底解説

今や我々の生活には欠かせないミシンですが、そもそも誰が発明して、どのように日本に伝わってきたのでしょうか?また、日本人はいつぐらいから日常生活で使われるようになったのか?当たり前のように使っていて、意外と知らないミシンの歴史を解説します。

そもそもなぜミシンというのか

今ではみなさん当たり前のように呼んでいる「ミシン」はいつからそう呼ばれるようになったのでしょうか?実は・・・ミシンと呼んでいるのは日本だけなんです。

それにはちゃんと理由があります。

そもそもミシンは「sewing machine」といい、直訳すると縫う機械という意味になります。

つまり、最初は特に名前は付けられていませんでした。

これを、英語に慣れていない日本人が「ミシン」と聞き間違えて広まったというのが定説になっています。

どこで発明された

諸説ありますが、最初に作られたのはイギリスだと言われています。

1790年に家具製造業者のトーマス・セントによって作られ、特許を取ったのが始まりだとされています。

この時は「チェーンステッチミシン」として発明されました。

しかし、作ったはいいものの全く流行らなかったそうです。

後に、機械製造業をしていたニュートン・ウィルソンという人によって復元されました。

そして、やっと表舞台に登場しました。

これが世界で最初に作られた第1号ミシンです。

横長で今のミシンと形は似ているところがあります。

刺繍ミシンはオーストラリアで製造

刺繍ミシンは1814年にオーストリアで仕立て屋をしているジョセフ・マルディスペルガーによって作られ、特許を取得しました。

ただ、このミシンも性能が良くなくてあまり流行りませんでした。

フランスでは大量に生産

1830年に、バーシレミー・シモニアによってフランスでも生産され、特許を取得しました。

フランスで作られたミシンは少し縦に大きいのが特徴で、単純な作りになっているため大量に作られました。

そして、そのミシンはたくさんの人に利用されるようになりました。

当時は軍服を縫うことが多くて、ミシンが導入されたことにより助かった人が多かったのではないでしょうか。

アメリカではさらに進化していた

アメリカではもっと進化していて、ますます便利になっていきます。

日本でも有名なメーカー「シンガー」は、アメリカにある会社です。

1819年にジョン・ノールズによってバックステッチができるようになりました。

1832年には、ウォルター・ハントによって2本糸によるロックステッチが発明されましたが、本人には製品化するつもりは無く、他の人に特許権を譲渡しました。

アメリカで最初に特許を取得したのは、ジョン・ジエー・グリノフと言われています。

しかし、実用化はされませんでした。

その後、たくさんの人が特許を取得しましたが、なかなか実用化はされていませんでした。

1850年にシンガー1号が完成し、特許を取得してブランドとしてスタートしました。

日本へはどうやって伝わってきたのか

ここからは、日本でのミシンの歴史について解説します。

日本に伝来してきた経緯は諸説ありますが、一番有力なのは1854年にペリーが横浜に再来航したときだと言われています。

その時、徳川家定に献上された「sewing machine」が日本で初めて紹介されたミシンです。

ミシンを初めて使用したのは、「天璋院敬子(てんしょういんすみこ)」です。

天璋院敬子とは、みなさん一度は聞いたことがある篤姫のことです。

1860年には、ジョン万次郎が日本にミシンを持って帰っときました。

そして、1900年代になり1880年から一足先にアメリカで販売されていた、シンガー製のミシンの日本での販売がスタートしました。

ただ、シンガー製のミシンがあまりにも売れすぎたため、まだがデザインをコピーしたミシンを売り出しました。

1908年「ブラザー工業」がミシンの修理業を始め、1932年に家庭用ミシンが誕生しました。

高級なミシンから低価格で売られているミシンまで、幅広いラインナップを取り扱っているのが特徴です。

1929年には、「蛇の目ミシン工業」が国産最初の家庭用ミシンを発売しました。

ダイヤル、レバーの動きをコンピュータで制御できるため、これにより、作業の効率が上がりました。

便利な機能が多いため、幅広い世代におすすめです。

1938年、東京都の機械業者約900名が出資して、「東京重機製造工業組合」が発足されました。

1943年には、「東京重機工業株式会社」となり、1988年には「JUKI株式会社」に社名が変更になりました。

工業用ミシンのトップメーカーで、世界180ヶ国で販売されています。

JUKIで作られたミシンは、洋服や靴、鞄、ソファーなどの生産に使用するミシンの技術を持っているため、家庭用ミシンの中では厚手の生地が縫いやすい機能が多くあるのが特徴です。

まとめ

ミシンが発明された時代から、現代に至るまでミシンの歴史について紹介しましたが、当たり前のように使っていたミシンにこんな物語があったのは知りませんでした。

これからも技術の進化とともにミシンはまだまだ進化していくと思われます。